(この記事は2021年1月30日に更新しました)
みなさん、こんにちは。
サーフィンするときどんな時計を使ってますか?
サーフィンと時計の関係って結構重要ですよね。
あと何時間入れるか、いつ満潮/干潮になるのか、今何本波に乗ったのか、波待ちしているときも頻繁に時計を見ることがあるかと思います。
私の場合、特に波がいい時は後でニヤニヤするためにアップルウォッチを使っています。
“Dawn Patrol”というサーフィン向けのアプリケーションを使うと、ライディングの本数、距離、スピードなどが記録され後でiPhoneなどで見ることができます。
普段でもアップルウォッチは使っていますが、今回はサーフィンに特化した使い方を紹介します。
Apple Watch Series 6 GPSモデル 40mm
- Apple Watch(アップルウォッチ)がサーフィンに使えるか知りたい!
- 防水が不安だけと実際どうなのか知りたい!
- Dawn Patrolの使い方、使用感が知りたい!
但し、経験上そのまま使うことは推奨しません!その理由と対策も書いておりますので是非最後まで読んでみてください。
手っ取り早く結論が知りたい方はこちらから。
また以前にオススメのサーフウォッチの記事も書いていますのでこちらも参考にしてください。

目次
Apple Watch(アップルウォッチ)とは
ここではApple Watch(アップルウォッチ)の主な機能を紹介します。
その前にApple Watch(アップルウォッチ)とはどういうものでしょうか?
Apple社が開発したスマートウォッチです。
BluetoothやWiFiを使いiPhoneと連携することができます。Apple Watch(アップルウォッチ)で電話やメール、音楽を聞くことが出来たり普通の時計とは異なります。Apple Watch(アップルウォッチ)以外でもAndroidに対応したものもあり一般的にスマートウォッチと呼ばれます。
また用途に応じたアプリケーションをApple Watch(アップルウォッチ)にインストールすることで後から機能を追加することもできます。
2015年に初代Apple Watch(アップルウォッチ)が発売され、バージョンアップを重ね2021年現在Series6までに至ります。
最新版のSeries6では血中酸素濃度や最大酸素摂取量を計測することが出来るようになりました。またSeries5と同機能にもかかわらず価格を抑えたSEも登場しました。
私が所有しているのはApple Watch(アップルウォッチ) Series6 Nikeモデルです。

Apple Watch Series6 Nikeモデル
Apple Watch(アップルウォッチ )を使うことのメリット
私がサーフィンでApple Watch(アップルウォッチ)を使う利点は以下だと思っています。
- とにかくカッコいい
- 普段使いと兼用できる
- “Dawn Patrol”(無料)をインストールすることでサーフウォッチとして使うことができる
- 他のスポーツ(例えばジョギング)にも使える
- ベルトの種類が豊富なのでTPOに合わせてデザインを変えることができる
防水/耐水性能
気になる防水性能ですが、残念ながらApple Watch(アップルウォッチ)は防水機能に対応していません。
Appleの公式ホームページには”サーフィンも可能”と記載がありますが、防水機能ではなく耐水性能です。
以下Appleの公式ホームページから
Apple Watch は防水仕様ですか?
Apple Watch は耐水性能を備えていますが、防水性能はありません。* たとえば、Apple Watch を着用したまま運動したり (汗が付着しても支障ありません) 手を洗ったり、雨の日に着用して出かけても大丈夫です。
Apple Watch を着用したまま泳いだりシャワーを浴びたりしても平気ですか?
Apple Watch Series 1 および Apple Watch (第 1 世代) は防沫性能と耐水性能を備えていますが、水に浸すことは推奨していません。
Apple Watch Series 2 以降は、プールや海で泳ぐなど、浅い水深での利用に対応しました。ただし、Apple Watch Series 2 以降を装着したまま、スキューバダイビング、ウォータースキーなど、水圧が高くなったり、所定の水深より深く潜るようなアクティビティを行うことは想定していません。
Apple Watch Series 2 以降を着けたままシャワーを浴びてもかまいませんが、本体に石鹸、シャンプー、コンディショナー、ローション、香水が付かないようにしてください。水密性や通音膜の性能低下を招くおそれがあります。Apple Watch が真水以外に触れた場合は、きれいな水で汚れを除き、糸くずの出ない布で拭き取ってください。
永久耐水ではないため、経年劣化で耐水性が損なわれる場合があります。Apple Watch の耐水性能を再検査したり、耐水加工を再度施したりすることはできません。次のような取り扱いは、Apple Watch の耐水性能に支障をきたす可能性があるため、避けてください。
- Apple Watch を落とすなど、衝撃を与える。
- Apple Watch を石けんまたは石けん水にさらす (たとえばシャワーや入浴)。
- 香水、溶剤、洗剤、酸や酸性の食品、虫除け、ローション、日焼け止め、油分、毛髪染料を Apple Watch に付ける。
- Apple Watch を水圧が強い水にさらす (ウォータースキーなど)。
- Apple Watch を着けたままサウナやスチームルームに入る。
耐水仕様になっていないバンドもあります。たとえば、ステンレススチール製やレザー製のバンドは耐水性ではないため、液体に浸さないようにしてください。
ダイビングなど水圧がかかる場所での使用はやめた方がいいですが、サーフィンやスイミング程度の水深であれば問題ないと思います。
実際、私もサーフィンやプールで使っていますが、今のところ問題ありません。
42mmと40mm
Apple Watch(アップルウォッチ) Series6では42mmと40mmのモデルがあります。
さてサーフィンで使うにはどちらのモデルを選べばよいでしょう?
答えは40mmモデルです。それは大きすぎるとテイクオフの邪魔になるからです。
ただし、これは体格にもよりますし邪魔にならないよう多少上側に装着することで回避できます。なのでこれは好みで良いと思います。
実際に試着し手首を曲げてみて違和感がないか確かめることをオススメします。
縦(mm) | 横(mm) | 厚さ(mm) | 重量(g) | |
Series6 40mm | 40 | 34 | 10.4 | 30.5 |
Series6 44mm | 44 | 38 | 10.4 | 36.5 |
セルラー/GPSモデル
Apple Watch(アップルウォッチ)にはセルラーモデルとGPSモデルがあります。
違いとサーフィンで使用するならどちらを選べば良いか説明します。
セルラーモデルとGPSモデルの違い
値段が違う
まず値段が異なります。ベルトやケースによって異なりますが、セルラーモデルの方が11,000円高いです。
セルラー+GPSモデル | GPSモデル | |
Series6 40mm | 53,800円(税別)〜 | 42,800円(税別)〜 |
Series6 44mm | 56,800円(税別)〜 | 45,800円(税別)〜 |
さらにセルラーモデルの場合は通信機能に対応しているためその恩恵を受けるには通信キャリアとのオプション契約が必要です。
つまりランニングコストが発生します。
月額 | |
ドコモ ワンナンバーサービス | 500円 |
au ナンバーシェア | 350円 |
ソフトバンク Apple Watchモバイル通信サービス | 350円 |
機能が違う
セルラーモデルは近くにiPhoneがなくても単独で通信ができるので
- 単独で電話ができる
- 単独でメールやLineができる
- 紛失したときに”探す”アプリで場所が分かる
ができます。他にも色々とありますが主な機能は上記の通りです。
GPSモデルでも”探す”アプリで追跡することはできますが、最後にiPhoneと通信した場所しか表示されません。
したがって見つけた人がiPhoneとペアリングしてくれないと見つけることができません。
以前にサーファーがApple Watch(アップルウォッチ)を紛失し6ヶ月後に戻ってきた。というニュースがありました。
おそらくこちらの方はセルラーモデルを使っていたんでしょうね。
参考 サーフィン中に失ったApple Watch、6ヶ月後に発見。engadgetサーファーならセルラー/GPSモデルどちらを選ぶべきか
基本的にはGPSモデルでいいと思います。
より安全・安心を求め多少高くなっても良いという方はセルラーモデルを選ぶべきと思います。ちなみに私は紛失が心配だったのでセルラーモデルを購入しました。
- 海で遭難したときに救助が呼べる(電波が入れば)
- 紛失が心配
ならセルラーモデルを選びましょう。
Dawn Patrol
Dawn PatrolのアプリをApple Watch(アップルウォッチ)とiPhoneにインストールするとサーフウォッチとして使えます。
無料(一部機能は有料)なのでサーファーなら必ずいれましょう。
Dawn Patrolでできること
- 乗った波の数が分かる
- 乗った波の距離が分かる
- ライディングのスピードが分かる
- 消費カロリーが分かる
- タイドが分かる(有料)
Dawn Patrol使用感
実際に使ってみた感想です。
結論からいうと思ったより正確で自身のサーフィンをあとから見直すことができるので非常に面白い!というのが感想です。
スタートは簡単
海に入る前に”START SURFING”を押すだけ!あとは勝手に計測してくれます。

START SURFINGを押すだけ
同期も簡単
海からあがったらiPhoneの近くに置いておけば自動で同期してくれます。
Apple Watch(アップルウォッチ)のDawn Patrolアプリが計測したデータをiPhoneへ転送してくれます。
その後、iPhoneのDawn Patrolアプリで表示することができます。

概要画面-ライティングの軌跡が分かる

ライディング毎の距離が分かる

ライディングスピードと消費カロリーが分かる
バンド
これが問題です。
私は一度、サーフィン中にベルトが外れてしまい紛失したことがあります。。高価なものなのでかなりショックでした。。。
使用していたのはApple純正のスポーツループです。

スポーツループ
構造的に外れることがないよう作られているのですが、サーフィンという激しいスポーツにおいては大きな波にのまれたり、目一杯パドリングしたりと何かと衝撃が加わりその拍子に外れてしまうことがあるのです。
高価なものなのでサーフィン中に外れないようにバンドは留め金がついているものに変えることをオススメします。

このように留め金がついているものがオススメ
今はサードパーティ製で安価で品質の良いものが揃っていますのでサーフィンのときはこのようなバンドに変えることをオススメします。
いちいち付け替えるのは面倒ですが、無くしてしまうことを考えると大した手間ではないですね。それと何回もやると慣れてすぐに変えることができるようになります。
私は耐水も少し気になったので耐水ケース付きのバンドを使っています。これを使い始めてからはもちろん一度も外れたことはありません。
海からあがった後は必ず洗いましょう
海からあがった後はバンドを外して水で洗いましょう。塩水でそのままにしておくと劣化、故障の原因となります。
私はバンドを外して、Apple Watch(アップルウォッチ)本体とバンドをポリタンクに5分ほど入れています。
まとめ
それではまとめです。
- Apple Watch(アップルウォッチ)はサーフィンでも十分使える
- 42mmと40mmで迷ったら40mmを買う
- 安心・安全を求めるならセルラーモデル。気にしない人はGPSモデルで十分
- Dawn Patrolをインストールしよう
- バンドは留め金付きのものに変える
- 海から上がった後は必ずバンドを外し洗う
Apple Watch Series 6 GPSモデル 40mm
Apple Watch(アップルウォッチ)とサーフィンは使い方によっては非常に相性がよく、普段使いでも使えるのでそういった意味ではコスパも良いと思います。
それでは最後まで読んでくれてありがとうございました。
Keep on surfing!